自分が我慢すればは危険。
元夫から嫌味を言われ、
生活費ももらえず、
なのに逃げようとしなかった私。
なぜかと言うと、「夫への恐怖心」です。
実際に暴力を振るわれていないのに、
私は元夫が怖くてたまらなかった。
元夫の機嫌を損ねれば、
生活費は入れてもらえなくなってしまう。
生活費どころか、
妊婦検診に行くための健診代ですらもらえなくなってしまうかもしれない…。
この時の私は完全に元夫の言いなりでした。
友人に相談したくたって、
そこに行くまでの交通費もなければ、
食事代すら持たせてもらえないのです。
友人からの遊びの誘いも断ることが増え、
私の生活はまさに夫しかいない状態でした。
このようにモラハラ・DV男は相手を自分の支配下に置くために、
その人自身の交友関係にも徹底的に口出しします。
経済的に支配し、
人間関係も制限される。
この人に従うしか道はないと思わせるのです。
この頃の生活は、
一日中家にこもり、
夫の為に家事をして、
見もしないテレビをつけ、
早く時間が過ぎないかと
ただそれだけでした。
夫と話をするのも疲れるけれど、
そんな態度を取れば、
キレられ、
怒鳴られます。
こんな生活の中で私は
「自分さえ我慢すれいい」と思っていました。
自分が我慢し
夫のやることに何も言わず、
何事もないような生活をしていれば、
上手くいくんだと思っていました。
でもこれがおかしいんです。
夫婦になった二人が生活をしていくのに、
どちらかが一方的に我慢して成り立つ夫婦生活なんておかしいし、
そんな生活は異常なんです。
だから、
今モラハラに悩んでいる方は、
自分が我慢すればと思っているその状態がもう、
夫婦としての関係は破綻していることに気づいて欲しいんです。
「自分が我慢すれば」は危険です!!
夫婦として対等な関係を築けないような、
一方的な我慢の上に成り立つ夫婦関係は、
夫婦とは言わないと思います。